4割以上が介護保険“卒業”

一軒家に住まれている高齢者の方ほど
『デイサービスや老人ホームには行きたくない』
『お父さんが建ててくれたこの家から離れたくない』と言われます。


要介護度が軽くなって介護保険を“卒業”できる。
病気やケガで生活に支障が出ても、適切なケアとリハビリで自立に戻れる。
住み慣れた地域で自立して暮らせれば、自治体の財政負担も減る。


自治体と住民、双方が幸せになる取り組みを埼玉県和光市がされています。

高齢者がいつまでも自分らしく暮らせるような取り組みをされてるいい支援だと思います。


普通は、要支援の人が受ける介護サービスは、1日30分ヘルパーに来てもらう、または、お風呂に入るためデイサービスに通う、というケアプランが多いが、埼玉県和光市は、体調が回復する見込みがあれば、機能回復訓練(リハビリ)をするプランを立てて、骨折などのケガや病気で入院しても、自分らしく生活し続ける体力を取り戻せるのです。


今年4月の介護保険制度の改正で、要支援2と要支援1の介護予防事業のうち、予防通所介護(デイサービス)と予防訪問介護(ホームヘルプ)は、国から市区町村の「地域支援事業」への移管が決まって、2018年3月末までに終了します。
介護予防に積極的かどうか、自治体によってサービス格差が問題となり始めています。
介護保険は利用者が増えると、自治体の財政を圧迫する。要介護度が軽くなる、または進まないようにして、自立して生活することは、高齢者本人にとってだけでなく、コストを抑えたい自治体にとってもメリットになるのです。